KEIRINグランプリ2021注目選手・平原康多1/1ページ

リモートで会見に臨んだ平原康多
リモートで会見に臨んだ平原康多

競輪界最高峰レース「KEIRINグランプリ2021」(GP)は静岡県静岡市の静岡競輪場で今年も12月30日に争われる。静岡での開催は3年ぶり2回目。

KEIRINグランプリは1985年に創設されたその年のベスト9を集めて競わせるという夢の対決で第1回大会(立川)は中野浩一(引退)が優勝し、賞金は1千万円だった。1989年大会は賞金交渉をめぐる日本競輪選手会の先頭誘導員契約留保戦術のため中止になった。2004年からは賞金(副賞含む)が1億円となり、さらに注目を集める一戦になった。

今年の出場選手9人が21日、共同会見にリモートで臨んだ。例年は共同会見後に前夜祭としてファンを大勢集めてのパーティーも開催されるが昨年、今年とコロナ禍のため中止になっている。

注目された関東3人、平原康多(埼玉)、宿口陽一(埼玉)、吉田拓矢(茨城)の並びは「吉田―宿口―平原の並びが自然」と平原が宣言した。責任ある位置を任された宿口は「本当は平原さんが番手のほうがラインは強力になるんじゃ…」と若干尻込みしたが「宿口と2人の時は宿口が前で頑張ってくれる。都合のいい時だけ自分が番手なんてことは言えない」と平原は宿口に発破をかけた。

今年の平原には例年以上にドラマがあった。6月高松宮記念杯は練習中に落車し、左肘を骨折したため欠場した。そこで練習仲間の宿口が優勝の大金星。「静岡にスーツで応援に行く」とまだグランプリ出場権利のなかった平原はジョーク混じりのコメントを出した。これが「〇〇さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」ではないが、平原さんのいないグランプリなんて、と周囲が奮起したのは間違いない。平原は吉田のアシストもあり、10月寛仁親王牌で優勝し、グランプリ出場を決めた。そしてラストの競輪祭準決勝で4着と敗退した時、3着で決勝に進んだ吉田に「オマエが乗ってくれてよかった」と声をかけた。その時吉田は「絶対、優勝しなくては」と思ったという。吉田は優勝し、グランプリ出場を決め、関東が3人になったことで平原のグランプリ初優勝の可能性が高くなった。

平原は今年でグランプリ出場12回目。16回出場の神山雄一郎(栃木)に続く2番目の記録だが優勝はまだない。「今回が一番、無欲で臨めそうな気がする」と9日後に控える大一番にも肩の力が抜けている。2018年静岡グランプリは最終3角過ぎに落車し「3年前の思い出が残っている」と悔しさもよみがえる。先頭の吉田が風を切り、番手の宿口ができるだけの仕事をする。最後に平原が抜け出すシーンを想像するファンは多い。

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