カワノアユミの盛り場より愛を込めて

時短、休業の1年だった日本各地の盛り場 盛況だった「コロナバブルを受けた店と現状」1/1ページ

カワノアユミ
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今年もあとわずか。本連載は4月より始まり、日本各地の盛り場の情報をお届けしてきた。2021年は昨年に引き続き時短、休業の1年だった。今回はコロナ禍でも盛況だった「コロナバブルを受けた店と現状」を紹介したい。

まずは「朝キャバクラ」。元々大阪には多かったが、長期休業の苦肉の策として都内にも複数の朝キャバがオープンした。東京都内で盛況だったのは歌舞伎町、池袋、そして錦糸町の下町エリア。歌舞伎町や池袋では深夜働くホストやバーの男性店員、下町では定年退職した年配客から人気となったという。時短解除後も女性キャストが豊富で、都内の朝キャバ嬢からは「時短に慣れて夜は眠くなるので朝働くほうがいい」という声も。

続いて、大阪では無料案内所の半分をバーにした店が人気だった。元々、案内所が契約していたキャバクラの女性キャストを休業中に雇用したことが奏功した。酒をおごる必要もないので安価でキャバ嬢と飲めるのはもちろん、キャバクラに興味がある女性客も多かった。ただ時短解除後はバーとキャバクラ両方に女性キャストを出勤させるため人手不足に。店長もキャバクラとバーの二足のわらじで店を往復して大変そうだ。

相席居酒屋も忘れてはならない。2014年頃から人気に火がつき各地に店舗が増えた相席居酒屋は、初対面の男女が即席で合コンできる場として注目を集めたが、次第に売れないキャバ嬢や風俗嬢の客引き、タダ飯狙い女のたまり場と化し、男性客の足は遠のいた。しかし時短営業中は遅くまで食事できる場所として脚光を浴びた。コロナ禍の在宅勤務で人と関われない独身男性と、減収や失職した女子の需要と供給が見事にマッチした。なお時短解除された今、男性客は再び離れたようだ。

コロナバブルを受けた店で、今も客入りがよい夜の店は僅かだろう。

■カワノアユミ 20代を歌舞伎町と海外夜遊びで過ごす元底辺キャバ嬢。現在は国内外の夜の街を取材。著書に、アジア5カ国の日本人キャバクラで9カ月間潜入就職した『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)。https://www.amazon.co.jp/dp/4781616550

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