健康にスイッチオン! 医師が教える温泉活用術

寒暖差や〝隠れ脱水〟に要注意 入る前に緑茶を1杯飲み、かけ湯を十分してから正しい入浴法で1/3ページ

とくに冬場は、いきなり露天風呂に入らないように!
とくに冬場は、いきなり露天風呂に入らないように!
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温泉は温度や源泉によって、さまざまな健康効果があることを紹介してきた。心も体も解放される前に、注意しておきたいことがある。

温泉地に着いたら「まずはひとっ風呂」と、洗い場でさっと体を洗って一気に湯船へ。「生き返る~」はずが、急に目の前が真っ暗。温泉で溺れるようなことに…。こんな事態を防ぐため、厚労省温泉入浴指導員の資格を持つ国際医療福祉大学病院内科学・予防医学センターの一石英一郎教授がアドバイスする。

「いきなり湯船に入ると体温や血圧の急激な変動で、入浴中の事故につながりかねません。特に外気温と風呂場や湯船の温度差が激しい冬は、かけ湯を十分してから入るようにしましょう」

かけ湯は、公衆衛生上のマナーというのもあるが、湯を足先や手先からかけ、徐々に湯船の温度に体を慣らすことができる。ただし、体をかけ湯で慣らしても、いきなり露天風呂というのは危険な行為だ。内湯で体を温めてから露天風呂へ。また、高血圧や心臓病など持病を抱えている人は、主治医に相談した上で露天風呂の活用を。加えて、温泉場には寒暖差を避けるため、1枚多く羽織って向かう心掛けも大切である。

「冬の温泉場は、〝隠れ脱水〟も起こしやすいので注意が必要です。何もしなくても1日900ミリリットルの水分が失われ、寒いとトイレが近いので尿量が増えます。その状態で温泉に入ると、湯船の温かさでさらに体の水分が失われるのです」

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