大阪ビル放火殺人容疑者 蘇生後脳症で回復は厳しい状況 動機の解明に支障をきたす恐れ1/1ページ

大阪ビル放火殺人容疑者 蘇生後脳症で回復は厳しい状況
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25人が死亡した大阪・北新地のビル放火殺人事件で、重篤となっている谷本盛雄容疑者(61)が、蘇生後脳症(低酸素脳症)の陥り、回復が見込めない状態になっていることが捜査関係者への取材で分かった。植物状態になる可能性があり、動機の解明に支障をきたす恐れがある。

捜査関係者によると、谷本容疑者は事件現場から最初に意識不明の状態で運び出され、人工心肺装置を使って蘇生には成功した。ただ、数分間脳に酸素が送られなかったことから蘇生後脳症に陥っている。このほか、熱風を吸い込んだことで重度の気道熱傷となり、手や顔にもやけどを負っているという。

日本救急医学学会のホームページによると、心停止で脳への酸素供給が途絶えると、意識は数秒以内になくなる。3―5分以上の心停止では、仮に自己心拍が再開しても脳障害(蘇生後脳症)を生じるという。蘇生後脳症になると、回復しても障害が残り、植物状態から死に至ることもある。

大阪府警では、動機や計画性について谷本容疑者からの事情聴取は極めて困難とみているが、物証を積み重ねて立件を目指す方針。

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