「口」から始まる健康長寿 心身機能にも影響「オーラルフレイル」 日本歯科医師会 常務理事・小山茂幸歯科医師が解説3/5ページ

オーラルフレイルを予防するには?

オーラルフレイルの予防のための3つの取り組みがある。

■かかりつけ歯科医を持つ

■口の〝些細な衰え〟に目を向ける

■バランスの取れた食生活

これに加えてぜひ取り入れたい具体的な取り組みを、小山氏に紹介してもらった。

ピロピロ(吹き戻し)&吹き矢遊び

子供のころに誰もが遊んだ経験がある「吹き戻し」という玩具がある。細い棒状の管の先から息を吹き入れると、くるまっていた紙の管がまっすぐ伸びる、あの玩具だ。

「口をすぼめて息を吐く、という運動は口と周囲の筋肉を鍛える上で有効です。吹き矢を吹く、あるいは口笛を吹く、長く息を吹くことでも同様の効果が得られます。また、腹式呼吸を心がけることで肺に多くの空気が入り、肺活量も増えるので、試してほしい」(小山氏)

最近はこのトレーニング用に負荷の強い「ピロピロ」も商品化されている。楽しみながら取り組んでほしい。

パタカラ体操

ふだん意識することはないが、口やのどは常に複雑な動きを繰り返すことで、発音、発声、嚥下(えんげ)などを行っている。しかし、オーラルフレイルで口の機能が低下すると、各部位の連動が破綻してしまう。それを防ぐトレーニングが「パタカラ体操」だ。

意識して「パ・タ・カ・ラ」と発音してみると、唇や舌が特徴的な動きをしていることがわかるはずだ。

「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」

あるいは、

「パタカラ、パタカラ、パタカラ、パタカラ」

と繰り返すことで、口の機能を鍛えることに役立つ。なるべくスピーディーに、何度も繰り返すことで効果は高まる。

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