他にも、口に含んだ水で口の中を洗浄して吐き出す「ぶくぶくうがい」(頬と口の筋力強化)、唇の裏側に沿って大きく舌をぐるぐると回すように動かし、溜まった唾液を飲み込む「ぐるぐる・ごっくん体操」(舌と口の筋力、嚥下機能の強化)など、誰でも簡単にできる「口の健康法」はある。
「どれも1回や2回では効果がありません。毎日続けることが重要です。毎日やり終わったらカレンダーに印を付けるなどして、継続を心がけるようにするといいでしょう」(小山氏)
ちなみにこうしたトレーニングは、高齢者だけに効果があるわけではない。若い世代や子供にも有効だ。最近は「ぽかん口」の子供が増えているし、若い人がこのトレーニングをすると〝小顔効果〟があるという。
1年後の今頃、どの程度の効果が実感できているか検証することを楽しみに、まずは1年間、続けてみることをお勧めする。