新春対談

(下) 維新・馬場共同代表「尖閣諸島に行政標柱設置は当たり前」 国民・玉木代表「中国への的確な反撃能力どう持つかも焦点」1/2ページ

両氏は左派野党との「決別」にも言及した
両氏は左派野党との「決別」にも言及した

2月に北京冬季五輪が開幕する。岸田文雄政権は、中国当局による人権弾圧を受けた、米国などとの「外交的ボイコット」の表明が遅れたが、どう見るか? 日中国交正常化から半世紀となる今年、中国とはどう向き合うべきか? 今夏の参院選対策は? 国民民主党の玉木雄一郎代表と、日本維新の会の馬場伸幸共同代表が激論を交わした。

――「外交的ボイコット」の表明は、ジョー・バイデン米大統領が昨年12月6日で、岸田文雄首相は同月24日だった

馬場氏「『安倍・菅』両政権と比べ、物事を決断するタイミングが遅すぎる。その結果、日米首脳会談の日程の調整がつかない事態にあることを岸田首相は認識すべきではないか」

玉木氏「岸田政権が『人権外交を重視している』というのならば、もったい付けずもっと早く態度を表明すべきだった。『中国の人権問題を黙認しない』との明確なメッセージも出すべきだった」

――中国とはどう付き合えばよいのか

馬場氏「中国は『台湾統一』を宣言している。北京冬季五輪が終われば、いつ台湾侵攻が起きてもおかしくはない。『台湾有事』は『日本有事』に直結する。日本政府は中国を刺激したくないのか、沖縄県・尖閣諸島の島々に、地元・石垣市が行政標柱を設置することすら認めていない。普通に考えれば、設置は当たり前だ。やることをやるのが、有事を起こさないための鉄則だ」

玉木氏「日本維新の会とは、先の国会で自衛隊法と海上保安庁法の改正案を共同提出した。警察権を持つ海保と、武力を行使できる海自がシームレスに連携できるようにする。中国が戦端を開く場合は、サイバー攻撃が想定される。これに的確な反撃能力をどう持つかも焦点だ。日本の安全保障上、より現実的な議論を今後も重ねたい」

参院選は独自の力で…両党統一まだ先

――夏の参院選はどう戦うのか

玉木氏「先の臨時国会では、日本維新の会と現実的な政策づくりで連携してきた。引き続き、両党で力を合わせる。ただ、国民民主党は小政党だ。参院選は候補者を立てられる所には立て、有権者に選択肢を提供したい。『対決より解決』の改革中道路線にこだわりたい」

馬場氏「これまで『政策提案型』の姿勢をブレずに貫き、評価を得てきた。参院選はできるだけ独自の力でやる。正々堂々と選択肢を提供することこそが、政治をより良くするためのスタートラインだと考える。本気で『国家・国民のための政治をやる』というのに、与党のスキャンダル追及ばかりしても、非生産的だ。そんな左派の『オールド野党』とは当然、距離を置く」

zakスペシャル

ランキング

  1. 【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】深発地震後のプレート上のつながり 700キロメートル地下で起きた〝世界一深い大地震〟が浅い地震を引き起こした?

  2. 安倍氏・高市氏ら猛反発!佐渡金山の世界遺産推薦見送り 「日本には後ろめたいことがある」世界に間違った印象も 「岸田政権は韓国の術中にハマった」識者

  3. 盛られた苦労話…宮迫博之〝黒幕〟発覚でネット民ドン引き 焼き肉店の開店めぐり「ネタ」とは受けとめず「嘘」とみる反応も

  4. 【山崎武司のメッタ斬り 生涯ジャイアン】日本ハム・清宮の10キロ減量は大正解 22キロ減で本塁打王の経験者が断言「ケガは減り身体のキレは増す」

  5. コロナ重点措置でマラソン大会中止ラッシュ 川内優輝選手が語る「政府への疑問」

  6. 【ニュースの核心】危うい対中融和、岸田政権〝楕円の理論〟 首相と外相が一字一句違わず「共存」目指すような発言、消し去られた日米共同声明

  7. 【トップ近況】小型車が次世代の主流に 「2025年はEV時代への分水嶺」 日本電産・永守重信会長

  8. 【寅年女いい女2022】王林 郷土溢れる津軽なまりの〝非〟天然キャラ スタイルは一流モデル並み

  9. 若手国内組はシラケムード? 変わらぬ「海外&ベテラン」の偏重、森保ジャパン国内合宿3日目

  10. 仏下院「対中非難」採択…「ウイグル弾圧はジェノサイドに相当する」と明記 情けない日本の決議案