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月基地や火星探査に原子炉!? 宇宙の華やかな競争の陰で進行する開発1/2ページ

米国のアルテミス計画で、月面に着陸した宇宙飛行士のイメージ図(NASA提供)
米国のアルテミス計画で、月面に着陸した宇宙飛行士のイメージ図(NASA提供)

月面で初めての有人基地が、米国やロシアによって、いまにも開設される意気込みである。

米国航空宇宙局(NASA)の有力な候補地として月の南極のエイトケン盆地のクレーターが挙げられている。ここは直径2500キロメートル、深さ13キロメートルもあり、太陽系内で有数の巨大クレーターだ。

地球から直接見ることができない月の裏側だが、ここは衝突で月深部の物質が掘り出されていると考えられ、月や太陽系の地質学上大きな興味を持たれている場所だ。

しかし、その内部は常に太陽の影になっていて、ソーラー発電が使えない。また月の夜は、そもそも14日間も続くために、やはりその間ソーラー発電が使えない。

このため、ソーラー発電はだめで、NASAが開発しているのが原子力発電だ。

いま企画されているのは超小型原子力発電システムだ。超小型とはいっても、最低でも40キロワットの電気を供給できる。これは30世帯分の電気を10年間まかなえるものだ。

この先、アルテミス計画で月基地の次の目標である火星探査にも使うことを考えている。火星では季節によって巨大な砂嵐が発生する。これはときに火星全体を包み込むほどで、それが数カ月も続く。太陽から遠いこともあり、やはりソーラー発電は使えない。

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