有本香の以読制毒

北ミサイルに「遺憾砲」効果なし! 国政に責任を負う人々には禁句にすべき 岸田首相からは「国民の生命・財産守り抜く」言葉が聞かれない1/3ページ

岸田首相は、北朝鮮のミサイル発射に〝遺憾砲〟で応じた =5日、官邸
岸田首相は、北朝鮮のミサイル発射に〝遺憾砲〟で応じた =5日、官邸
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〝遺憾〟使用禁止法案―。今月開会する通常国会で、こんな法案を通してほしいものだ。首相をはじめとする閣僚、各党の幹部ら、国政に重大な責任を負う人々については、今後、「遺憾」という単語を禁句とすべきである。断っておくが、これは冗談で言っているのではない。

新年早々の5日朝、北朝鮮が弾道ミサイルと推定されるものを発射した(=北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、『国防科学院が5日、極超音速ミサイルの発射実験を行った』と報じた)が、これに対し、まず岸田文雄首相の口から出たのは例の〝遺憾砲〟だった。ほかに実効的な言葉はなし。北朝鮮は痛くもかゆくもなかろう。

同日、同じ永田町の自民党本部に目を転じると、茂木敏充幹事長の口からも「遺憾」の一言が発せられた。同党の武井俊輔衆院議員が道路運送車両法違反(無車検運行)容疑などで書類送検されたことについてである。茂木氏は、武井議員の一件を「極めて遺憾だ」とし、「まず、本人がしっかりと説明責任を果たすことが重要だ」と述べた。

国民の代表たる国会議員が、無車検の車で「当て逃げ」を疑われる事故を起こしたのだ。まだ不起訴となる可能性があるとはいえ、一般常識に照らせば重大事件。これを「遺憾だ」で済ます感覚には強い違和感しかない。

首相や与党の幹事長にとって、「遺憾」は便利過ぎるパワーワードのようだが、国民の多くはこれを聞くたび、イラッとすること甚だしい。今年は何としても、国政の担い手らが、もっと実のあることを言うように仕向けなければなるまい。

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