ジャパネット杯「春の高校バレー」第2日は6日、東京都渋谷区の東京体育館で男女の2回戦計32試合が無観客で行われた。女子で3年ぶりの出場となった昨夏のインターハイ女王、下北沢成徳(東京)は城南(徳島)に2―0で16強入りを決めた。
春高デビューの古川愛梨(2年)が大器の片鱗(へんりん)を見せた。身長184センチ、最高到達点300センチのミドルブロッカーは相手のスパイクを1枚ブロックでシャットアウトするなど、高さで圧倒した。
鹿児島・霧島市出身で、中1のとき元日本代表のエースで高校の先輩、木村沙織さんが地元の講習会で講師役を務め、「成徳に行ってみない」と勧誘。東京五輪代表の石川真佑(東レ)ら日本を代表する大エースを数多く輩出してきた伝統校の門をたたいた。
「トスが上がってきたときは、一回で決めきりたい」。7日の3回戦で進徳女(広島)と対戦する。