その際に、他の部屋の複数の関取も謹慎しているとの情報が駆け巡っており、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は調査を進めることを明言していたが、7日の取組編成会議で公表された十両以上の休場者は、英乃海、紫雷と、新型コロナウイルス感染者が出た田子ノ浦部屋の高安、6場所連続出場停止中の朝乃山だけだった。
昨年初場所中には、マージャン店や風俗店を訪れていた前時津風親方(元幕内時津海)が、退職勧告処分を受けている。2010年には大関琴光喜と大嶽親方(元関脇貴闘力)が野球賭博で解雇され、関与した力士、親方も処分されている。
英乃海は日大出身で、2015年名古屋場所新入幕で、昨年11月の九州場所まで幕内を11場所務めた。九州場所は西前頭9枚目で8勝7敗だった。幕内翔猿=追手風=は実弟。
紫雷も日大出身で、先輩の英乃海の付け人を務めていた。先場所、幕下2枚目で5勝2敗を挙げて関取昇進を決め、本名の芝から改名して初場所が新十両場所となるはずだった。