がん攻撃に新たな武器! 変わる放射線治療

日本のがん患者が放射線治療を受ける割合は欧米の半分以下 有効性は手術に匹敵するが、なかなか伝わらず1/3ページ

千葉大学医学部付属病院が導入した「1・5T MRリニアック」
千葉大学医学部付属病院が導入した「1・5T MRリニアック」
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がんと診断され、治療を受けるときに「手術が必要です」といわれるのはよくあるケースだ。また、「内視鏡的治療も選択できますが、手術で切除という方法もあります」という説明のときもある。いずれにせよ、がんは手術により〝切って取り除いて〟治すのが、一般的な考え方ではないだろうか。ところが、諸外国ではこの考え方が普通ではないという。

「がん患者さんの放射線治療を受けている割合は、日本では約25%に過ぎませんが、欧米で60%を超えています。がんの種類によって、放射線治療は手術に匹敵するほど有効性の高いことが明らかにされています。しかし、日本ではこれが浸透していないのです」

こう話すのは、千葉大学医学部附属病院放射線部の宇野隆部長。昨年12月、日本初の新しい放射線治療装置「1・5T MRリニアック」=写真=による治療をスタートさせた。リアルタイムでMRI(核磁気共鳴画像)を見ながら照射することができ、従来のリニアックより治療時間の短縮やがんの適用範囲拡大の実現のため尽力している。

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