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故障多いのが玉にきず…高橋遥人投手、ローテを守れば17年ぶり優勝が見える1/1ページ

高橋の左腕が17年ぶりVの鍵を握る
高橋の左腕が17年ぶりVの鍵を握る

阪神の高橋遥人投手(26)はシーズンフル稼働を念頭に、故郷の静岡で自主トレを続けている。以前から球質の良さに定評はあるものの、故障の多いのが玉にきず。負い目を今季の課題に変えたのは当然だろう。

昨年、僅差でヤクルトに屈したとき、球団OBのひとりは嘆いた。「高橋の参戦が遅すぎた。あと1カ月早ければ優勝していた」。無念の声は本人の耳にも届く。肯定するほどうぬぼれてはいないが、チームに迷惑をかけた気持ちはいまも消えない。

思い出すのは2018年、ルーキーイヤーの沖縄キャンプ。高橋がブルペンで投げると、打席に立った金本監督(当時)は仰天した。「すごいボールや。あれは打てん」。誇張ではなく、打者目線の正直な感想だった。伸びのある低めのストレートは威力十分。近未来のエース候補と位置づけた。

逸材の前途に立ちはだかったのは相次ぐ故障。列記すると―。

◇18年 左肩筋力不足。6試合登板、2勝3敗

◇19年 左肩コンディション不良。19試合登板、3勝9敗

◇20年 左肩違和感。12試合登板、5勝4敗

◇21年 右脇腹痛、上肢コンディション不良。7試合登板、4勝2敗

4シーズンの歩みを振り返り、「自分に腹が立つ」と責める気持ちも理解できる。途中からの参戦や戦列離脱を繰り返したことは成績にも表れているが、評価が一向に下がらないのは超一流の球を保持しているからに他ならない。現に昨年4勝のうち2勝は巨人、中日相手の連続完封だった。

昨年11月には左ヒジのクリーニング手術も受け、不安や違和感を抱くところがなくなったのは朗報だろう。自主トレの間はストレートの精度を一段と上げるため、下半身を鍛えるという。目標通り開幕から先発ローテを守り抜けば、17年ぶりのVへ弾みはつく。 (スポーツライター・西本忠成)

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