2022年、皆さま明けましておめでとうございます! 今年も「蝶々発止」、よろしくお願い申し上げます。
本日から、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まります。その期待と見どころは、おいおい語るとしまして…そもそも私は、NHKオンデマンドに入会するほど同局の番組をよく見ています。自称「紅白歌合戦マニア」とアピールしているほどです。
好きだからこそ、今回は申し上げたい。昨年末の紅白歌合戦は、ぶっちぎりで「過去最低レベル」でした。何がダメかと言うと、つくろうとしている世界観に大きな「矛盾」を感じました。
今はどこの放送局も「コア視聴率」(=13歳~49歳までの男女の個人視聴率)を取りにいくことにシフトしていることをご存じですか?
早い話が、50歳以上には「未来がない」と考えているようなのです。それでなくても、ネットの台頭で厳しいテレビ業界。今後、長年お付き合いしてくれる世代にヨイショしなければ生き残れない。この話にお腹立ちのお方はぜひ、落語を聴きに劇場においでください(笑)。落語は50代以上を大切にする芸でございます! 閑話休題。
さて、紅白歌合戦も、しっかりコア視聴率を取りにきた布陣だと、私には思えました。正直、午後9時までは、「誰、この人?」と、呆然(ぼうぜん)としてしまう歌手もいました。でも、それは「この世代を何としても取り込むんだ」という決意なのだから、私はいいと思う。