“ぐう渋”居酒屋の旅

懐郷の気持ちを満たしてくれた地元の味 下北沢駅「あおもり」1/1ページ

シンプルな店名が、お店の〝人柄〟を表しています
シンプルな店名が、お店の〝人柄〟を表しています

今年のお正月も、私は実家のある青森に帰らずに終わってしまいました。コロナ禍でそういった方も多いのではないでしょうか。そんな私の懐郷の気持ちを満たしてくれる一軒が「あおもり」さんです。

若者でにぎわう東京・下北沢の路地裏にひっそりと構える名店です。店内はL字のカウンターのみ。いらっしゃるお客さまも〝お酒のたしなみ〟を熟知した大人の方ばかりで、流れる有線を聞きながら、ゆるやかに時間が過ぎていきます。

冷蔵庫に貼ってあるホタテのちらしを見てびっくり。それは見慣れた、私の故郷・野辺地町のものだったのです。お話をうかがうと、大将は青森県の別の町出身ですが、奥さまが野辺地の方だそう。メニューは旬のものがメインなので、訪れるたびに少しずつ違うのですが、「ホタテのネギみそ焼き」という懐かしい地元の味も発見。ぷりっぷりのホタテはぜひ味わってほしい!

タテのバター醤油炒め。ホタテの概念が変わるおいしさです
タテのバター醤油炒め。ホタテの概念が変わるおいしさです

他にもねぶた漬け、身欠きニシンなど青森の味から、馬肉ハンバーグや牛豆腐煮込みなどメニュー表にぎっしりと充実のラインアップです。

何より青森の地酒が多いのがうれしい。「作田」「陸奥男山」など青森のラインアップがずらり。もちろん、こちらもにごり酒や生酒など旬のものもそろっています。そういえばお父さん、「作田」飲んでたっけと注文。ちびりちびりと日本酒を飲みながら、故郷の話に花が咲く楽しい夜でした。 =木曜日掲載

「あおもり」は東京都世田谷区北沢3の20の4(03・5454・2722)。※コロナ禍のため営業時間は変動する場合があります。

■伊藤桃(いとう・もも) 鉄道アイドル、タレント。3月11日生まれ、青森県出身。青山学院大学文学部卒業。JR全線完乗した乗り鉄。渋い居酒屋めぐりも趣味。FM狛江『伊藤桃の小田急全駅ものがたり』(毎月第3、5日曜)に出演。ヴィレッジヴァンガードサイトでコラム連載中。著書に『小田急全駅ものがたり』『桃のふわり鉄道旅』。頑張る居酒屋をインスタグラム(https://www.instagram.com/itomomo_kaya/)でも応援中だ。スペースクラフト・エージェンシー所属。


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