北朝鮮ミサイル進化に〝黒幕〟か 日本はどう抑止力強化する? 識者「発射前に『敵基地攻撃』議論進めるべきだ」2/3ページ

防衛省の資料(2022年1月)では、北朝鮮が17年7月と同年11月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、ロフテッド軌道で発射され、それぞれ3500キロと4000キロを大きく超える高度に達し、約1000キロ飛行したという。

21年9月に発射した鉄道発射型の短距離弾道ミサイルや、同年10月に発射した新型潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)は、通常よりも低高度で変則的な軌道で飛行したとされる。

いずれも、海上自衛隊のイージス艦搭載型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」や、航空自衛隊の地対空誘導弾ペトリオット「PAC―3」では迎撃困難とされる。

同様の弾道ミサイルは、中国やロシアも開発・保有している。

英紙フィナンシャル・タイムズは昨年11月、中国が同年7月に実験した極超音速兵器(HGV)が、音速の5倍以上の速さで南シナ海上空を滑空中にミサイルを発射していたと報じていた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も昨年、極超音速ミサイル「ツィルコン」を22年に海軍に配備すると発表した。同ミサイルは最高速度マッハ9、1000キロを射程に収めるとされる。

元韓国国防省分析官で、拓殖大学主任研究員の高永喆(コ・ヨンチョル)氏は「北朝鮮のミサイル技術の進展は、自国での開発実験の蓄積に加えて、中国やロシアの技術をひそかに受け入れた可能性も考えられる。北朝鮮は、イランなどに兵器輸出した経験もある。今回のミサイル発射は(米国とイランの対立が緊迫するなか)自国製兵器の広報戦略の狙いもありそうだ。北朝鮮では現在、軍の強硬派が主導権を握っている。今後も威嚇的行動が続きかねない」と語った。

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