夕刊フジ×キイストン 飲食業新時代への挑戦

農家や健康に配慮「日本を元気にする流通」 野菜炒め専門店「ベジ郎」(フードサプライ)1/2ページ

「ベジ郎 渋谷総本店」(提供写真)
「ベジ郎 渋谷総本店」(提供写真)

全国約5000店の飲食店に野菜の卸しを行っているフードサプライ(東京都大田区、竹川敦史社長、https://www.foodsupply.co.jp/)。

5つの市場の買参権、3万坪の自社農園、全国の産地と直接契約という3種の調達先を持ち、価格や商品提案力に定評がある。さらに、農家との契約は「年間の全量」を前提としており、作りすぎや取引先倒産のリスク、市場相場に左右される心配なく産直品の生産が出来る。産直品を効率よく仕入れたい飲食店と、長期にわたる安定した契約を望む農家との架け橋となる事業モデルだ。

コロナ禍では、取引先の売り上げ減少にともない、同社の売り上げも減少したが、非接触の販売方式を採った「ドライブスルー八百屋」を始め話題となった。多い時で北海道から九州に30拠点を展開、本来店舗に卸す予定だった産直野菜を卸売り価格で一般向けに販売し、延べ6万人が利用。「外食アワード2020・中間流通・外食支援事業者部門」を受賞したが、昨年11月で役割を終えた。

竹川敦史社長(提供写真)
竹川敦史社長(提供写真)

竹川氏はドライブスルー八百屋が好調だった頃から、コロナ後も続けられる「より多くの野菜を消費できる新事業」を考えていた。厚生労働省が推奨する成人の野菜摂取目標量の1日350グラムに対し、平均290グラムの摂取(厚労省「国民健康・栄養調査」=令和元年)というデータもあり、「日本人の野菜不足問題にも一役買えるビジネスが出来ないだろうか?」と。

サラダの専門店、野菜食べ放題の店…とアイデアを練ったが、生で食べられる量には限界があり、熱を入れて「かさ」を減らす必要があった。そこで「野菜炒め」に辿り着いたのだ。先月、東京・渋谷に野菜炒め専門店「肉野菜炒め ベジ郎」を開店。「流行りの町中華に行けば定食の定番であり、実は魅力のある商品である野菜炒めの専門店は当たる」という読み通り、開店直後から行列が絶えず、テレビ番組の取材も多数入った。

zakスペシャル

ランキング

  1. 【勝負師たちの系譜】藤井四冠、“得体のしれない一手”で先勝 対戦相手の渡辺明王将にダメージ 話題の王将戦開幕

  2. 【命の危険!!冬のサイレントキラーに備える】血栓ができやすくなる脂質異常症 正月の暴飲暴食が引き金に、運動か食事療法で早めの対策を

  3. 韓国・文大統領も行かない…北京冬季五輪は〝簡素な開会式〟に 国威発揚を狙う習主席は肩透かし、親中的な文氏も心変わり

  4. 遅すぎ!「3回目接種」岸田政権に〝失望〟 本格化は春以降、接種完了者は0・9%…発信力・調達力に懸念 識者「菅前政権の突破力を見習うべきだ」

  5. 習政権“大失敗” 中国経済異変で日本にすり寄りか? 北京五輪・党大会前の内憂外患で窮地 石平氏「国民の目をそむける対外強硬策へ」

  6. 【プロ野球実況中継】巨人、桑田コーチと山口コーチの気になる役割分担 宮本和知氏がここ3年担ってきた「ブルペンとのパイプ役」を担当するのは?

  7. 【AI時代の発想術】2022年、メタバースに備えよ! トップIT企業以外の大手ブランドも続々と参入表明

  8. 〝二股疑惑〟の山本舞香、本命は伊藤健太郎の根拠 不起訴処分後の伊藤の活動再開キッカケに、芸能界の実力者がアシストも

  9. 電車内の刺傷事件再発防止に国が本腰 カメラ設置、手荷物検査が焦点

  10. 【麺喰いにつき】餡たっぷりワンタンメンと〝二郎風〟醤油ラーメン 新店&復活話題の2軒!