オミクロン「第6派」襲来に向けて必要不可欠な「パルスオキシメーター」 自治体、未返却分の確保に躍起 破損、紛失…返却求めづらい実態1/2ページ

指先で血液中の酸素濃度を計測するパルスオキシメーター(コニカミノルタ提供)
指先で血液中の酸素濃度を計測するパルスオキシメーター(コニカミノルタ提供)

新型コロナウイルスのオミクロン株の急拡大が続き、自宅で療養する人が再び増えそうだ。各自治体は血中酸素飽和度を計測する「パルスオキシメーター」を自宅療養者らに貸与しているが、これまでに貸し出した分が返却されない事案も発生しているという。「第6波」襲来といわれるが、必要量を供給できるのか。

パルスオキシメーターは数千円から数万円で市販もされているが、自宅療養者らへの貸与は原則、国費負担で、自治体が軽症者らの健康管理に活用している。

神奈川県では、40歳以上や基礎疾患のある人向けに貸与していたが、昨年4月以降、デルタ株の拡大を受けてすべての自宅療養者を対象にした。ただ今月11日現在、所有する9万台のうち約7000台が返却されていない。

「無くした」「壊れた」との理由が多いといい、県担当者は「貸し出す際に使用後に返却をお願いする手紙を同封しており、返ってこない場合はメール、その次に電話をかけている。ただ破損や紛失した人にそれ以上の指摘は難しい。電話がつながらない人も多いが、1人でも多くの方に返却のご協力をお願いしたい」と話す。

県は現段階で必要分を確保しているが、感染状況によっては、貸与対象者の絞り込みや追加購入を検討する可能性もあるという。

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