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米ニューヨークを拠点に映画やCMの世界で活躍してきた女優の小山田サユリが、新型コロナウイルス禍で撮影の仕事が途絶えたのを機に起業した。客席のない小さなキッチンを舞台に奮闘する。斬新な具材のおにぎりが話題だ。
■コラボの提案
「おにぎりでコラボしませんか」。コロナの感染拡大による都市封鎖(ロックダウン)がようやく明けた2020年夏、ニューヨークの日系食料品店から提案が舞い込んだ。出演した米ハリウッドのホラー映画「BASHIRA(バシラ)」の公開が延期に追い込まれるなど環境が一変し、ふさぎ込んでいた時期だ。小山田は「とにかくやってみよう」と二つ返事でレシピを考えた。
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飲食業の経験はなかったが、Tシャツのデザインなどでも発揮した持ち前の創作意欲に火がついた。のりのつくだ煮とクリームチーズ、赤ジソとアボカドといったおにぎりを開発し、伝統的な日本の具材を米国人の好みに合うよう手を加えた。