遅すぎ!「3回目接種」岸田政権に〝失望〟 本格化は春以降、接種完了者は0・9%…発信力・調達力に懸念 識者「菅前政権の突破力を見習うべきだ」1/1ページ

岸田政権に“失望” 遅すぎ!!3回目接種完了は0・9%…本格化は春以降 発信力・調達力に懸念 識者「菅前政権の突破力を見習うべきだ」
岸田政権に“失望” 遅すぎ!!3回目接種完了は0・9%…本格化は春以降 発信力・調達力に懸念 識者「菅前政権の突破力を見習うべきだ」
その他の写真を見る (1/4枚)

新型コロナウイルスの爆発的感染拡大が続くなか、岸田文雄政権の「ワクチン政策」に注目が集まっている。感染力の高い新たな変異株「オミクロン株」に対峙(たいじ)するには、国民(約1億2500万人)に行き渡るワクチンを手に入れ、「3回目の接種」を急ぐ必要があるが、一般人の接種が本格化するのは今春以後という。堀内詔子ワクチン担当相は初入閣としては頑張っているが、外相や防衛相を経験した後にワクチン担当相となった前任者の河野太郎氏の交渉力や実行力、発信力と比較するのは酷だ。日米関係の揺らぎも指摘されており、岸田政権は大丈夫なのか。

「3回目のワクチン接種は、用意が整った自治体からすべきだ。供給に問題はない。ある分を先に打てばよい。平等よりスピードだ」

河野氏は昨年12月17日、自身のツイッターでこう発信した。首相官邸のホームページによると、今月14日時点で、ワクチンの2回接種完了者は78・6%だが、3回接種完了者は0・9%しかいない。

厚労省によると、国には現在、1、2回目の接種で使うはずだった計2800万回分のワクチンがあり、このほか地方自治体や病院に計約900万回分、計約3700万回分の在庫があるというが、とても全国民に行き渡る量ではない。

ワクチン調達の契約日や契約先、内容は別表の通りだ。大半が菅義偉前政権時代で、岸田政権でも2回ある。ただ、気になるワクチンの到着日や量については、なぜか厚労省は「契約先の企業との関係もある」という理由で情報公開していない。

オミクロン株の影響もあり、これまでにない急激なペースで新規感染者が増えるなか、国民としては岸田政権のワクチン確保に期待したいが、不安を感じざるを得ないのが現実だ。

そもそも、堀内氏は昨年12月の臨時国会で、野党側から「今後のワクチンの配分量と配送スケジュールの見通し」を問われた際、しどろもどろな答弁で批判を浴びた。今後、どのように自治体などに配分するかなど、堀内氏がタイムリーな情報発信を強めたのは今月に入ってからだ。

ちなみに、前任の河野氏は持ち味の「突破力」を生かし、ワクチン行政の権限を自らに集中して積極的に情報を発信していた。ワクチンの調達でも自ら交渉役を買って出て、菅前首相が号令をかけた「1日100万人接種」体制を実現させた。

欧米などからのワクチン調達が不透明な背景として、岸田政権下での「日米関係の揺らぎ」を懸念する見方もある。

岸田首相は第2次政権発足(昨年11月10日)にあたり、政界屈指の「親中派」である林芳正氏を外相を起用した。ジョー・バイデン米大統領が同年12月6日、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権弾圧を受け、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を表明した際も、岸田首相は「それぞれの国で立場や考えがある」といい、同月24日まで決断しなかった。

まさか欧米の企業が、自国政府の姿勢に忖度(そんたく)したのか?

こうした見方について、自民党有力議員は「岸田―林ラインへの米国の不信感と、ワクチン調達は無関係だろう」と語った。

岸田政権のワクチン政策や対米外交をどう見るか。

元通産官僚で評論家の八幡和郎氏は「岸田政権は、すべてが生ぬるい。ワクチン対応でも、期待以上の仕事をしようとせず、情報発信力も弱く、欧米諸国に比べて『3回目の接種』は遅れに遅れている。日米関係をより戦略的に前進させようという『熱さ』もない。今後、オミクロン株以上の変異株が出現した際に、ワクチンを十分調達できるか、危惧の念しかない。『火事場のバカ力』を発揮し、ワクチン確保に奔走した菅前政権の突破力を見習うべきだ」と語っている。

zakスペシャル

ランキング

  1. 露デフォルトほぼ確定、戦争継続困難に 年内に2540億円もの支払い 海外から国債による資金、ハイテク部品も調達できず

  2. 元欅坂46・今泉佑唯「母ひとり子ひとりで子育て中」と明かす ユーチューバー引退のワタナベマホトと既に破局か

  3. 〝前座扱い〟に地団駄の韓国 バイデン大統領の日韓歴訪にみる「国格」の差 共同声明、いくら読んでも出てこない「スワップ」の文字

  4. 【EV放浪記】ホンダeの12カ月点検 回生ブレーキ多用で減らないブレーキパッドは錆だらけ 車体下側は凹凸少なくスッキリ

  5. 【最新国防ファイル】陸自唯一の機甲師団「第7師団」 ロシアが仮想敵のずば抜けた戦闘力 いまは領土防衛のため機動展開の部隊に変革

  6. 国会は「対中非難決議」の覚悟決めろ 内部資料流出、ウイグル問題で動かぬ証拠 「骨抜き決議」に批判 有本香氏「毅然と事実を示していくべき」

  7. ほかにもある自治体の誤送金 回収に四苦八苦の現場…億超えの大阪・寝屋川市や福島・天栄村など 督促申し立てを行うと10万円以上の経費

  8. ゼレンスキー大統領が激怒! キッシンジャー氏の「領土割譲案」に「ロシアの利益を考慮しよう、という人が必ずいる」

  9. 日本の核シェルターの現状 人口1.2億人に対し収容できるのは2.4万人

  10. 【藪から棒球】指導者の育成が急務! 阪神・矢野監督の後任報道に鳥谷敬氏、藤川球児氏も…最低3年、2軍監督で経験積ませるべき