トンガ沖噴火に伴い、神奈川県は15日深夜から16日朝にかけて、津波注意報を誤って「緊急速報メール」として繰り返し配信した。多いところで午前7時半ごろまでに20回、携帯電話から大音量が鳴り響き、黒岩祐治知事は「特に受験生には大事な時期に大きな不安を与え、深くおわびする」と謝罪した。
県は、本来は速報しないはずの津波注意報に関するメールを16日午前0時15分以降、横浜市、川崎市、横須賀市など県内16市町の住民に最多で20回送った。
SNSでは「うるさすぎて眠れない」と苦情も相次ぎ、黒岩知事はツイッターで「業者のミスが原因であっても、もちろん県の責任。私自身も寝不足です」と釈明。乳業メーカーの食中毒事件の社長発言を思い起こさせるとの声もあった。