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15日に開幕した大宮競輪東日本発祥73周年倉茂記念杯(GⅢ)は3日間の日程を終了。最終日(18日)は決勝戦が争われる。地元埼玉勢4人が激戦の準決勝を勝ち上がり鉄壁のラインを形成する。中心はもちろん、大宮記念3年連続9回目の優勝を狙う埼玉のエース・平原康多(埼玉)だ。
連日、好位置を回るレースで3連勝で勝ち上がった。「まさか3連勝で決勝に乗れるとは思っていなかった」と意外な表情で振り返る。直前の立川記念での落車が軽傷だったとはいえ不安がなかったわけじゃなさそうだ。
決勝は「連日、仲間に助けられて3連勝で勝ち上がれた。地元の3番手を回る」と黒沢―宿口―平原―武藤で並ぶ。番手を回る宿口は昨年末のグランプリで先行する吉田拓矢(茨城)の番手から出るもまったく車が進まず「情けない走りだった。平原さんの優勝に貢献できなかった」と悔やんだばかり。先頭の黒沢も一昨年は準決勝敗退、昨年は手続きミス(メール返信忘れ)で出場できなかった悔しさがある。平原の完全V&3連覇達成へお膳立は整った。