スポーツ随想

鉄人・玉鷲が金星も素直に喜べぬ大相撲の〝お寒い現状〟 朝乃山再浮上のころには横綱、大関不在⁉1/2ページ

正代(左)は遠藤を下し、やっと4勝目=16日、両国国技館
正代(左)は遠藤を下し、やっと4勝目=16日、両国国技館

この調子では朝青龍の「35」は難なく抜いて大鵬の「45」、千代の富士の「53」もいずれは、と思われた照ノ富士の連勝記録が「23」でストップした。

初場所6日目。止めたのは大ベテラン玉鷲だった。突き放しからの強烈なおっつけで攻め、残すところを突き落とし。年を感じさせぬ若々しい攻めだった。

平成16年初場所初土俵で翌場所の序ノ口から、なんと1度も休まずに土俵に上がり続け、3年前の初場所では平幕優勝を飾った鉄人の金星。文句なしに「おめでとう」だが、相撲界の先を考えるとこれでいいのか、という気もする。

平成22年九州場所2日目に白鵬の連勝を「63」で止めたのは、当時前頭筆頭の24歳の稀勢の里(現二所ノ関親方)だった。〝神の領域〟といわれた双葉山の不滅の大記録「69」も、異国からやってきた横綱についに破られてしまうのかと、ファンも協会関係者も半ばあきらめていたところに大金星。

若い稀勢の里の前途にいやがうえにも期待がふくらんだものだ。その後、稀勢の里は大関に上がり長い間足踏みはしたものの、最後は横綱になって何とか期待に応えている。

「(照ノ富士に)何回も当たって土俵際までいって、いつも負けていたので、ようやく…」と噛み締めた37歳、玉鷲の金星にはいい味があったが、残念ながら先の楽しみはない。本来なら、ストッパーにはもっといきのいい若い力士がなるべきだった。

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