漫画家・水島新司さんの「ドカベン」秘話 野球漫画の金字塔…連載当初は柔道漫画 山田太郎のモデルは田淵幸一氏か1/2ページ

ドカベンのパネルを背に取材で笑顔を見せる水島さん(2002年撮影)
ドカベンのパネルを背に取材で笑顔を見せる水島さん(2002年撮影)

「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩」など数々の野球漫画で知られる漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが10日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。82歳。新潟市出身。葬儀は家族のみで行った。喪主は妻、修子(しゅうこ)さん。豪快なキャラクターやリアルな野球の描写は球界に大きな影響を与えた。

水島さんは18歳で漫画家デビューし、1970年、剛速球投手の藤村甲子園を主人公にした「男どアホウ甲子園」で人気となった。

72年から連載が始まった「ドカベン」は不言実行の捕手、山田太郎を軸に、悪球打ちの岩鬼や秘打の殿馬ら明訓高校の個性的な球児がライバルたちとしのぎを削る内容で、野球漫画の金字塔となったが、連載当初は柔道漫画だった。

夕刊フジで「マンガ探偵局がゆく」(金曜掲載)を連載するフリーライターの中野晴行氏は、「担当編集者の話では、水島新司イコール野球というイメージを嫌っていたが、編集長に『得意なのは野球だから野球を描いて』と言われ、最初は出ていなかった里中智を登場させ、山田を捕手に目覚めさせ、柔道部員を野球に切り替えていったという。一人一人のキャラクターが際立っていたから、続編の『大甲子園』で自身のキャラクターを一堂に会しても破綻しなかった」と評する。

主人公の山田について中野氏は「水島さんは自腹で水島プロダクションから阪神タイガースを応援する『水島新司ブック トラ』を出し、田淵幸一捕手を描いたりしていたので、モデルは田淵さんではないか」との見方を示す。

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