虎のプリンス伝説 SHINJYOメモリアル

(31)田村勤氏編(中) 〝残酷〟なサイン会の思い出 新庄の前には女の子が長蛇の列、僕の前には…数人だけ1/1ページ

引退後は兵庫県西宮市内の整骨院院長に転身した田村氏(左
引退後は兵庫県西宮市内の整骨院院長に転身した田村氏(左

日本ハム・新庄剛志監督(49)のキャンプインが、いよいよ2月1日に迫った。阪神で同僚だった田村勤氏(56)が、全3回でその素顔を明かす第2弾。選手時代のBIGBOSSが陰で猛練習していたという逸話は本当なのか。ロッカーが隣同士だった目撃者が証言する。 (構成・岩崎正範)

故障前より上の状態で復帰

オフのイベントで新庄と一緒にやったサイン会は大変でした。揃って同時にサインを書くもんだから、向こうは女の子たちが長蛇の行列で、こっちは数人が来るだけ(笑)。本当に恥ずかしかった。やることがないから、僕の前に来たファンに「待つのが大変だからこっちに来たんやろ」「ついでやな」とか悪態ついて…。残酷な話でした。野球選手というより場末の演歌歌手。二度とやりたくないと思っていましたよ(笑)。

50歳前の今もオシャレでいる新庄は、当時から服へのお金のかけ方が半端ではなかったです。遠征中の宿舎で知人からサインを頼まれて新庄の部屋に行ったとき、脱ぎ捨ててあったTシャツに目が行き「これいくら?」と尋ねると、「7、8万円です」と…。高級ブランドのベルサーチだったんでしょう。そのとき僕が着ていたポロシャツは2、3000円。あまりの格差にビックリしていたのを覚えています。

現役時代の僕は故障が多く、左膝を痛めていた新庄と一緒に別メニューで練習することも多かったんです。今では当たり前ですが、当時は珍しかったウエートトレーニングを先駆けて一生懸命にやってました。握力なんて普通は60キロ台なのに、故障してても80以上あった。まさに「なんじゃ、こいつ」ですよ。当時はまだ線も細かったのに、「なんでそんなに力があるの?」と聞いたら、「実家の造園の手伝いしてましたから、いつの間にか強くなりました」とか言っていて…。

何より新庄の大したところは、「故障前よりも上の状態にして戦列に戻ろう」とやっていた点です。僕らのように元の状態に戻すのではなく、必ずパワーアップを意識していました。練習は黙々と真面目にやっていましたが、そのあたりは目立ちたがりというか、復活してすぐに驚かせたい気持ちが強い。それでまた、すぐに結果を出していたからスター選手なんです。 =明日に続く

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