大規模噴火と津波に見舞われた南太平洋のトンガへの支援として、政府は100万ドル(約1億1400万円)以上の資金を無償で提供すると発表した。また、自衛隊が飲料水や火山灰撤去のための用具などの援助物資を輸送する方向で調整しているとも明らかにした。
磯崎仁彦官房副長官は19日の記者会見で「多くのトンガ国民が被災し、甚大な被害が出ている。わが国としてできる限り支援する」と述べた。
現地では電力が回復。ニュージーランドとオーストラリアは、滑走路に積もった火山灰の除去が完了すれば20日にも軍用輸送機で水や食料、医療用物資などを届けたい考えだ。両国はトンガ国内に新型コロナウイルスを持ち込むのを避けるため、人員がなるべく現地の人に近づかない「非接触型」の支援活動をする方針。