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文化審議会が世界文化遺産の推薦候補に選んだ新潟県の「佐渡島の金山」について、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦を見送る方向で調整に入ったと、読売新聞とTBSが20日、報じた。韓国がかつて朝鮮半島出身者が強制労働させられたと主張・反発しているために混乱を避けたとすれば、岸田政権の外交姿勢は批判を避けられない。
「世界遺産 『佐渡金山』推薦見送りへ」「『佐渡島の金山』の世界遺産登録 今年度の推薦見送りへ」
読売新聞とTBSは、こうした見出しを掲げた。理由として、韓国の反発を受けて「登録される見通しが立たない」「審査の難航が予想」などと解説していた。
2023年に審査を受ける候補の推薦書提出期限が2月1日に迫るなか、政府が態度を明確にしないことに、新潟県の花角英世知事は19日の記者会見で「棚上げや先送りはしないでもらいたい」と苦言を呈し、自民党の高市早苗政調会長も「日本の名誉に関わる問題だ」と強調し、推薦を求めていた。