
陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)の「第1ヘリコプター団」による年頭編隊飛行が18日、行われた。飛行安全を願い、毎年実施している飛行訓練である。コロナ禍以前は、メディアや関係者を招いて大々的に行っていたが、昨年と今年、部内行事の1つとしてささやかに実施した。
第1ヘリ団は、陸自最大の航空輸送能力を誇る部隊だ。総司令部たる陸上総隊直轄部隊の1つであり、日本全土を管轄地域として、各種訓練から災害派遣において、必要とされる場所へと人員や装備資機材を運ぶのが任務だ。
今この部隊が大きく変わろうとしている。その変化の象徴となっているのがV―22「オスプレイ」の配備だ。
2020年3月、第1ヘリ団内に「輸送航空隊」が新編された。同部隊には、第107・第108・第109飛行隊という3つの航空機運用部隊が編成されている。この中の第107・第108飛行隊がオスプレイ部隊だ。
米国で製造されたオスプレイを段階的に日本へと運び入れ、徐々に配備機数を増やしていき、最終的に17機を保有する計画だ。