警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識

深発地震後のプレート上のつながり 700キロメートル地下で起きた〝世界一深い大地震〟が浅い地震を引き起こした?3/3ページ

ところで今回の地震では幸い津波はなかった。しかし津波の情報が出るまでに、発生から8分かかった。これは気象庁のいまの基準よりも遅い。

父島と母島には観測点が1点ずつしかない。島嶼(とうしょ)部は、観測点が限られるから遅れたのだ。

日本海中部地震(1983年、M7・7)では北海道・奥尻島や東北地方では津波警報より早く津波が襲ってきて、大きな被害を生んだ。津波警報が発表されたのは地震発生から14分後だった。

このときの津波警報の遅れは問題になり、気象庁はそれ以来、津波警報を早く出すようにしたが、それでも今回のように遅れることもある。

揺れが大きかった海岸近くの人々は、気象庁の津波情報が出なくても高台など安全な場所に避難することが必要だろう。

先週のトンガの海底噴火でも、気象庁の津波警報が出なくても津波が来れば避難することが大事なのだ。

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