久々に古いマンガの調査を引き受けた。
「子供時代の我が家は今では珍しい大家族で、両親と私と2人の弟のほかに、父の両親と叔母と叔父が一緒に暮らしていました。わたしの遊び相手は6歳年上の叔父で、マンガも叔父から借りた少年マンガばかり読んでいました。その中に、秘密組織の罠にハマって家族を殺され、自分も罪人として逮捕された日本人が組織に復讐をするものがありました。小学3年生にはちょっと難しいところもありましたが、スパイ映画みたいにかっこよかったのです。時期は大阪で万博があった前後だったはずです」 (ゆうたのバアバ)
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前回の大阪万博があった1970年周辺の少年雑誌を調査したところ、69年に園田光慶が『週刊少年サンデー』に連載した『ターゲット』が見つかった。