深刻ワクチン不足に無策 3回目は後手後手、全人口で1・5%の接種率 「ファイザー社は足元を見ているのか、第6波後に届くようなら意味がない」識者1/3ページ

新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が止まらない。新たな変異株「オミクロン株」の影響で、21日には全国で過去最多の4万9854人もの新規感染者が確認された。病床使用率も上昇しており、同日から首都圏や東海、九州などでも「蔓延(まんえん)防止重点措置」が適用されて16都県となったが、各地で要請の動きは拡大している。国民の命と生活を守り切るには、ワクチンの「3回目接種」が切り札になるはずだが、21日時点で、全人口のわずか1・5%しか接種できていない。岸田文雄政権による「ワクチン調達」などが後手に回っていることが原因といえそうだ。

岸田文雄首相
岸田文雄首相

「3回目接種が感染の波を低くするためには重要だ。早く進むように後押ししてほしい」

全国知事会の平井伸治会長は20日、日本医師会とのオンラインによる意見交換会でこう訴えた。

堀内詔子ワクチン担当相は14日、「自治体と連携を取り、接種のペースをどんどん早めたい。これから本格的に数が増えるフェーズに入ると思う」と記者会見で語ったが、現場のワクチン不足は極めて深刻なようだ。

3回目接種は昨年12月、医療従事者らを対象に始まった。だが、年明けの接種状況を見ると、菅義偉前政権で「1日100万回接種」をこなしたペースとは比較にならない。

厚労省などによると、政府は4月上旬までに3回目の接種向けに8500万回分を配る計画という。1、2回目の接種で残っていた米製薬大手ファイザー社製1600万回分は、昨年中に全国各地の接種会場に届けた。

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