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韓国経済の稼ぎ頭である半導体産業の先行きに、国内外から疑念が強まっている。ライバルの台湾勢が着々と世界戦略を進め、成長著しい中国勢も背後に迫る。韓国勢も投資を強化するが、肝心の基礎技術で日本頼みから抜け出せないという致命的な弱点を抱え、将来の衰退を予想する声も出ている。
日銀が発表した「経済・物価情勢の展望」では、2022年度の実質国内総生産(GDP)を見通しを前年度比3・8%増とした。韓国銀行(中央銀行)の22年の成長率は3・0%で、朝鮮日報(日本語電子版)は「通貨危機以来24年ぶり」「実際に逆転すれば、大きな波紋を広げる」と報じた。
各国が成長力強化のため重視している半導体産業をめぐっては、ファウンドリー(受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が米国に最先端の工場建設を進めているほか、日本にも進出し、ソニーグループと共同で工場を置く。