ジェン・サキ米大統領報道官は1月18日、厳しい表情で「はっきり言います。いま、極めて危険な状態です。ロシア軍がいつウクライナ侵攻を始めても、おかしくありません」と断言した。
ジョー・バイデン大統領も翌19日の記者会見で、「私の考えでは、プーチンはウクライナに侵攻するだろう」と明言した。「(米国と欧州は厳しい経済制裁を加える)ロシアにとって大惨事になる」と警告を発した。
さらに21日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ワシントン・ポストに対し、次のように切実に訴えた。
「ロシアは事態が進めば、『ロシア語を話す住民の保護』を口実に、ウクライナ東部の都市ハリコフ(=人口約140万人。ロシア国境から約42キロで、ロシア系住民が多い)を占領する可能性がある」「(第三次世界大戦のような)大規模な戦争のきっかけになる」
米国のアントニー・ブリンケン国務長官は21日、スイス・ジュネーブで、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した。