藪から棒球

コロナ禍で明暗分ける?新入団助っ人事情 来日遅れにいち早く対策講じた巨人、一方で心配なのは阪神1/2ページ

抑え候補のケラーだが、来日のメドは立っていない(球団提供)
抑え候補のケラーだが、来日のメドは立っていない(球団提供)

新型コロナウイルスが日本で確認されて丸2年、コロナ禍が今年もプロ野球界に暗い影を落としています。現時点で新入団の外国人選手の入国が2月末日までかなわず、チーム合流の見通しさえ立っていないからです。

苦境を乗り越えるべくまず動いたのが巨人です。ポランコ、ウォーカー、アンドリースの新助っ人3人を2月半ばから米アリゾナ州に集合させてミニキャンプを実施。日本からもスタッフを送り込んで体調、強度を確認しながらスムーズに来日し、試合に参加できるようコンディションを整えるのが狙いです。

振り返れば私が大リーグ時代のある年のこと。アメリカで当時、巨人に所属していたセス・グライシンガー投手を見かけました。首を痛めてしまいリハビリを行っていたのですが、完治間近のタイミングでわざわざ日本から球団職員が駆けつけて体の状態をつぶさにチェックし始めました。現地のトレーナーは「あと1週間待ってほしい」と訴えるも、球団側は「一刻も早く合流してほしい」。期待値が高い選手だけに現場を預かる首脳陣の強い希望を直接、伝えるだけでも意味のある行動だったと思います。

一方で心配なのは昨年、一昨年と助っ人8人体制を敷いた古巣の阪神です。今季も外国人選手7人が所属しますが、2年連続セーブ王のスアレスに代わる守護神候補のケラーを含む2選手の具体的な来日時期は不明です。首脳陣は岩崎優を最有力候補にしのぐ構えですが登板過多が影響してか、昨季も連投ができない時期があり、心身ともに負担が大きいポジションを長期間、任せられるかは不透明と言わざるを得ないです。

また、外国人枠が外れて試合に出られない助っ人のケアもしっかりやらなければチームは崩壊してしまいます。昨夏には一部の選手が起用法をめぐり不満を漏らしているとの噂も流れ、球団側も苦慮したと聞いていますが、先が見通せない時代だからこそ日本のプロ野球の進め方をしっかりと伝える必要があります。

健活手帖

zakスペシャル

主要ニュース

ランキング

  1. 「韓国軍によるベトナム戦時民間人虐殺」を目撃したベトナム人が韓国法廷で初証言 何が語られたのか

  2. 支持率25%、尹政権100日で目立つ迷走ぶり 徴用工「早期に解決」、対北「平和定着」 頼みの日本に「すり寄りも妥協すべきでない」

  3. 電通の〝ドン〟高橋治之容疑者の逮捕で暗雲 札幌冬季五輪招致、安倍元首相国葬への影響は必至

  4. なぜ日本のマスコミは伝えなかった 韓国・尹大統領が「無差別テロリストの精神」を称賛 日本人2人が死亡した上海爆弾テロ事件

  5. 「強硬」と「融和」岸田政権の対中政策 浜田防衛相が駐日米大使と会談 一方で国家安全保障局長は中国訪問外交担当トップと会談 「外交ルートにねじれ」識者

  6. 特捜が狙う〝次の大物〟五輪組織委の元理事ら逮捕 受領資金の使途解明へ 若狭氏「政治家の関与も視野」

  7. 【スクープ最前線】中国が震撼、暗殺事件に潜む〝闇〟安倍氏の不可解な死とペロシ氏の「訪台計画」 各国情報当局も疑念、岸田政権は「真実」公開するか

  8. 名マネジャーの死から始まった国際派女優・島田陽子さんの転落人生 遺骨がひっそり帰宅、親族は引き取り拒み〝負の遺産〟問題も

  9. 「自業自得」匂わせる一部メディアの異常な発信 安倍元首相暗殺から1カ月以上、誰が被害者で誰が加害者なのか 政治学者・岩田温氏が緊急寄稿

  10. エンゼルス大谷〝大爆発〟27号2ラン含む5打数4安打4打点 キャリア4回目の安打数、勝敗すら吹き飛ばす猛打ぶり

ピックアップ連載

連載一覧へ

最新特集記事

特集一覧へ