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昨年4月に今年1月でAV女優を引退し、2月の浅草ロック座のステージでストリッパー引退を発表したAV女優、川上奈々美(29)。3月からは「川上なな実」に改名し、業界内外の評価も高い俳優業に専念することを明言している。
彼女を初めて取材したのはAVデビュー前の2011年12月だった。とにかく大きな声で笑うコだった。あれから10年。
「本当にイヤだったんです。ストリップデビューしたくなかった」とまさかの告白。15年に初めて浅草ロック座の舞台に立ったころを振り返る。
「でも、楽日近くになって、ようやく踊り子、スタッフ全員で舞台を創っているっていうのが分かって。ド新人のわたしにも、お姐さんたちはやさしかったんです」
千秋楽ラストはメインの踊り子が観客にシメのあいさつをするのがお約束だ。
「やりたくなかったはずなのに、『またココに戻ってきたい!』って言ってました(笑)。20日間、100公演やり遂げた達成感はすごかった」
その後は、定期的にロック座の舞台に立ち、今回の引退興行が9回目となる。共演も豪華メンバーだ。なかでもロック座レジェンド、矢沢ようことの共演は彼女が熱望し、実現。
「デビューのころ、行き詰まっていたとき、ようこ姐さんのステージをお勉強(先輩の踊り子の舞台を見て学ぶこと)させていただいて。(涙が)ボロボロ出て…。ストリップは人を感動させるものなんだ、って」
何かに目覚めたのだろうか。この頃から仕事の幅が一気に変化していく。