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アントニー・ブリンケン米国務長官は26日の記者会見で、緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシアの「北大西洋条約機構(NATO)不拡大の確約」という要求に、文書で正式に拒否したことを明らかにした。NATO新規加盟を認める原則を維持する構えだ。NATOは東欧に臨時部隊を派遣し、米海軍もロシア軍が手薄になった極東で存在感を見せつけた。ジョー・バイデン米政権は「ロシアの暴発」を阻止することができるのか。
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「NATOのドアは開かれているという原則は維持する」「ボールはロシア側にある」
ブリンケン氏はこう語り、ウクライナ国境付近に10万人を超える軍部隊を集結させたロシアに緊張緩和に向けた措置を取るように迫った。近く、セルゲイ・ラブロフ露外相と協議するとの見通しも示した。
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NATO側は「対話」だけでなく、「圧力」も示している。
バイデン政権は、欧州へ米軍部隊約8500人の派遣準備に入った。フランスも部隊派遣の用意があると表明。スペインやデンマークはバルト海に海軍部隊を派遣し、戦闘機配備を予定・検討している。