有本香の以読制毒

岸田首相の「適切な蛮勇」に期待 弱腰の米国、さらに増長する中国・ロシア 「ウクライナ侵攻」を止められるのは日本だけか1/3ページ

「ウクライナ危機」が、連日報じられている。しかし、日本の報道では「よく分からない」と感じる向きも多かろう。

そこで、筆者の個人ネット番組「ニコニコ生放送・有本香CHANNEL」に25日、在日ウクライナ人の評論家、ナザレンコ・アンドリー氏(27)を迎え、現地情勢、背景を詳しく聞いた。このときの氏の話を踏まえ、「ウクライナ危機と日本」について書いてみたい。

ナザレンコ氏との事前の打ち合わせで、私自身のある誤解を気付かされた。2014年、ロシアのクリミア侵攻のときから、日本のメディアが繰り返し言ってきた、「ウクライナ東部にはロシア派住民が多い」という点についての誤解である。

ナザレンコ氏
ナザレンコ氏

この「ロシア派」説明のよりどころの1つとして、日本の大新聞などは、「ロシア語を第一話者とする人の割合」を引き合いに出してきた。

確かに、言語はアイデンティティー形成の要件の1つとなり得る。だからこそ中国では、民族の言葉が奪われかけているウイグル人らが命がけで抵抗しているのだが、ウクライナの事情はこれと異なる。

「私もロシア語が第1言語ですよ」

ナザレンコ氏はこう言う。

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