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実行なら“金融パニック”も 岸田首相「新しい資本主義」 メインバンクの主導権拡大、国家社会主義的な匂い1/3ページ

月刊誌『文藝春秋』の寄稿
月刊誌『文藝春秋』の寄稿

岸田文雄首相は、通常国会冒頭の施政方針演説で、「経済再生の要は『新しい資本主義』の実現です」と胸を張った。一国のリーダーの看板経済政策だが、その中身は専門家でもよく分からない。世界経済の減速に加え、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染爆発もあり、27日の日経平均株価は大幅続落した。首相就任以来の株価下落を表して「岸田ショック」という言葉も聞かれる。日本経済は大丈夫なのか。ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、岸田首相の月刊誌への寄稿を読み込み、危険な「新しい資本主義」について考察した。

岸田首相が提唱する「新しい資本主義」の正体が明らかになった。ネーミングはもっともらしいが、中身が矛盾しているうえ、実行されたら「金融パニック」が起きかねないような、とんでもないシロモノである。

岸田首相の施政方針演説=17日、衆院本会議場
岸田首相の施政方針演説=17日、衆院本会議場

岸田首相は、月刊誌『文藝春秋』2月号に「私が目指す『新しい資本主義』のグランドデザイン」と題する論考を発表した。文章は「何を目指しているのか、明確にしてほしいといったご意見を少なからずいただきます」という書き出しから始まっている。

首相自身が中身が伝わっていないことを認めた形だ。

ようやく発表された中身を見ると、まずは「人的資本の重要性」を掲げた。欧米に比べて、企業の人材投資が小さい点を指摘して、3年間で4000億円を投じて100万人程度に「能力開発支援、再就職支援、他社への移動によるステップアップ支援」を講じる、という。

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