昭和の時代、商店街のお肉屋さんで売られていた出来立てのコロッケやメンチカツ…そんな雰囲気がコンセプト、というユニークな店がここ。昨年9月にオープンし、逆境にも関わらず順調に客足を伸ばし、いまやすっかり人気店の仲間入りした、その評判の味を確かめに行ってきた。
五反田駅から徒歩約3分。桜田通りの橋を渡れば看板が見えるその外観は、昭和レトロでいい感じ。入るとすぐ左にテークアウト用の総菜が陳列されている。
しかし今日は、昼は〝コスパ抜群の満腹感溢れる定食屋さん〟、夜は〝ちょい呑みネオ酒場〟へと早変わりする店で、人気急上中のアサヒマルエフ片手に、まずは目玉の「ウヱキのメンチカツ」(280円)を。ジュワっとあふれ出す肉汁、想像以上の肉々しさ、これは行列ができるメンチカツだ。
もう1つの目玉「大玉ミートボール」(200円)には肉好きの夢が詰まっている。好きなものを一品から頼める「一口フライ」(5種750円)はタルタルソース無料がうれしい。
揚げ物ばかりではない。「牛タン刺し」(570円)はさすが肉屋の新鮮さ。今の時期なら冬季限定「肉おでん」(5種580円)もおすすめ。
入りやすくて、多彩なメニューは男が大好きな肉屋の総菜とくれば、人気にならないはずがない。五反田の新名所がここにある。(価格はすべて税抜き)
■東京都品川区西五反田2の26の3。03・6910・4830。営業11・30~14・30、16~24。無休。