登山で神社やお寺を訪れて御朱印をいただくのが好きだ。2016年の夏に富士山に登ったときに山頂の富士浅間大社奥宮で御朱印をいただいて以来、ザックの中には常に御朱印帳を1冊しのばせている。
古くから日本では山は神霊の住む場所と考えられており、山岳信仰が盛んであった。山自体が御神体という場所や、山頂や中腹に社寺が立てられている山が多い。修験の山もあれば、地域の守り神として信仰されている山もある。
御朱印とは、神社やお寺で拝観をしたときにいただける「参拝の記録」。社寺の名前や参拝した日などが書かれている。参拝を澄ませたら、社務所(寺務所)などで、御朱印代を納めて、持参した御朱印帳に御朱印をいただく。御朱印帳がなくても書き置き(既に書いてあるもの)でいただくこともできる。最近は新型コロナウイルス感染予防対策により、書き置きのみ対応の社寺が多いようだ。
御朱印帳は文具店などでも販売しているが、社寺で求めることができる。社寺の建物が描かれたものや、季節の風景を取り入れたものなど、デザインに個性のあるものが多く、御朱印とともに御朱印帳を見るのも楽しみのひとつだ。