沖縄県石垣市が尖閣海洋調査を実施 中山市長ら領土・領海を守る決意 海保巡視船が中国船の妨害を阻止 緊迫の独占ルポ、フォトジャーナリスト・山本皓一氏2/4ページ

望星丸と中国海警局船との距離は300メートルほどか。海保の巡視船がハの字型に挟み込んでいるので、中国海警局船は近づくことができないようだ。

完全に夜が明けた1月31日午前7時半ごろから、尖閣諸島周辺で調査作業がはじまった。プランクトンネットを使用し、複数の場所で海水サンプルを採取した。水温や水質、塩分データ、プランクトンの量などを分析する。

それらの作業と、至近距離をひた走る中国海警局船を感慨深そうに見守る男性がいた。石垣市の中山市長だ。

中山義隆市長
中山義隆市長

「やっと、初めて尖閣諸島に来られた!」

そんな思いがうかがえた。尖閣諸島は、石垣市の行政区域に属している。市長として、視察や環境整備は必要なことだ。これまで、政府に何度も上陸を申請したが、許可されることはなかった。

特に、市議会で昨年6月、尖閣諸島の住所地名(字名)を、「石垣市登野城」から「石垣市登野城尖閣」に変更することが可決された。日本の実効支配を明確にし、領土・領海を守り抜く決意が込められていた。

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