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ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!
前回の記事では、わが国の保険制度について記事にしましたが、今回は長年地元の町で保険業に携わっている母の友人ターニャから聞いた保険にまつわるお話です。
ターニャの話を聞いていると、保険代理店と医師の仕事の似通っている部分に気づきます。それは常に人と交流していることに加え、顧客の中にはしばしば病院の患者のように自分の身の上話を聞いてもらいたい人がいて、彼らは週末や夜遅くにも電話をかけてくるといいます。
保険代理店は地元と密着しているので、そのような顧客のプライベートな相談にも時々耳を傾けることがありますが、中には困った顧客もいます。
たとえば、最近顧客の1人である中年男性が無理難題を押し付けてきたといいます。男は自分の過失で事故を起こし車を大破させると、翌日ターニャの事務所に現れるなり、「今から任意保険にも入るから書類を改竄(かいざん)して数カ月前に保険に加入したことにして、この車の修理費をカバーしてくれ」と言ってきたのです。