日本相撲協会は2日、3部屋で関取6人の新型コロナウイルス感染を発表した。
関脇隆の勝(常盤山)、小結大栄翔、幕内の翔猿と剣翔、十両大奄美(いずれも追手風)、幕内碧山(春日野)が感染。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「若い者で陽性だった者がいるが、発表はしない。資格者だけ」と公表は十両以上の関取のみとし、人数も明かされなかったため、力士全体の感染者が何人いるのかは不明だ。
初場所は奇跡的に感染者なしで乗り切ったが、1月29、30日の引退相撲に出場していた新大関御嶽海の感染が、31日に判明したばかり。
隆の勝と碧山はともに発熱の症状があったという。追手風部屋では部屋関係者の感染により、所属力士らのPCR検査を実施。陽性判定が出た。
5日は中村親方(元関脇嘉風)の引退相撲、6日は大相撲トーナメント、11日は福祉大相撲を開催。協会員のPCR検査は初場所前が最後だったが、行事参加者のPCR検査を近日中に実施し、開催する方向で進めている。