コロナが変えた会社のカタチ

小田急電鉄(下) 徒歩圏内の暮らし充実目指した「下北線路街」計画 コンセプトは街に色をつけない「支援する」スタンス2/3ページ

まちづくり事業本部エリア事業創造部の小花瑠美さんは「下北線路街は、『徒歩圏内の暮らし』を意識して取り組んだ」と説明する。この事業のプロジェクトメンバーの一人だ。

小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部の小花瑠美さん
小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部の小花瑠美さん

コンセプトとして、小田急グループなどのデベロッパーが街に色を付けるのではなく、下北沢の魅力を引き出すために「街を支援する」というスタンスで取り組んだ。

エリアの魅力のひとつ、「店主の顔が見える個性的なお店」を支援するのが、レコード店など14店舗から成る長屋型商店街「ボーナストラック」。20年に開業した施設は、企画段階から運営者も交えて建物や広場の使い方について意見を求めて計画を進めた。

施設の開業は、新型コロナウイルス感染拡大と重なった。これを前向きに捉え、近隣居住者には「散歩がてらお寄りください」と呼びかけた。遊歩道に面した広い屋外空間が、3密を防ぎ、憩いの場として支持されたことは関係者の励みにもなった。施工現場との打ち合わせはオンラインで実施。「新しい施設を楽しみにしている地元の方に応えるため、工事を止めたくなかった」

今年1月には、下北沢駅前に新たな複合施設「テフラウンジ」をオープン。カフェ&ラウンジ、ミニシアター、シェアオフィス、レンタルスペースなどが入り、「まちのラウンジ」を目指していく。

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