コロナが変えた会社のカタチ

小田急電鉄(下) 徒歩圏内の暮らし充実目指した「下北線路街」計画 コンセプトは街に色をつけない「支援する」スタンス3/3ページ

下北線路街のハード面の完成は間近だ。小花さんは入社して2年目から3年以上にわたり、このプロジェクトに携わってきた。世田谷区、設計事務所、施工業者、施設運営者との打ち合わせを通じて、「多くのことを経験、街づくりの基礎を学んだ」。そして、「地元の方に喜んでもらえたことが何よりもうれしい」と話す。

大学院では「地元住民と一体となった街づくり」を研究。今は事業に関連する資格取得を目指す。「まちづくりに一層貢献していきたい」と力強く語る。(危機管理・広報コンサルタント 山本ヒロ子)

■小田急電鉄 1948年設立。鉄道事業とともに都市開発に注力。今年10月には新宿駅西口再開発に着手。29年度に地上48階、高さ260メートルの高層ビルが誕生予定。オフィス、商業施設、来場者と企業のコミュニケーションスペースから成る。連結従業員数1万3960人(21年3月)、連結営業収益3859億7800万円(20年度)。社長/星野晃司。

■小花瑠美(おばな・るみ) 2017年明治大大学院修了、小田急電鉄入社。「都市計画や街づくりに関わる仕事をやりたかった」。駅係員や車掌などの現場研修後、開発推進部に配属。神奈川・御殿場にあるアウトレット内の「ホテルクラッド」、企業の保養所や研修所を再生した箱根・強羅の「箱根ゆとわ」の企画開発などに携わった。21年から現職。29歳。

■山本ヒロ子(やまもと・ひろこ) 早大卒。40年以上にわたり、企業や自治体、大学の危機管理と広報活動について取材。コンサルティング活動も行ってきた。取材件数は延べ2000社以上にのぼる。経営情報学修士(MBA)。

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