新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が続くなか、各国はワクチンの追加(ブースター)接種の期間を大幅に短縮している。
ニュージーランドは2日、2回目の接種から3回目までの期間を従来の4カ月から3カ月にすると発表した。
すでに英国では昨年の時点で従来の半年以上から3カ月以上に短縮▽フランスも4カ月から3カ月に短縮▽米国はファイザー製ワクチンについて6カ月から5カ月に短縮▽オーストラリアも6カ月から5カ月に短縮▽マレーシアも原則3カ月―としている。
日本は当初、追加接種までの期間を原則8カ月以上としていたが、医療従事者や65歳以上の高齢者は6カ月、64歳以下は7カ月に前倒しした。
厚生労働省は、64歳以下の一般の人も予約枠に空きがあれば、6カ月間隔でできるだけ前倒して接種を行うよう自治体に要請したが、それでも各国に比べると遅い。
スタートで出遅れたが、巻き返しも厳しそうだ。