和太鼓一筋 華麗なる林英哲の世界

これぞ真骨頂「美術家シリーズ」 「太鼓は、美術の延長線上にある」と語る彼ならではの作品群1/2ページ

さまざまな太鼓で藤田嗣治の人生を描いた『レオナール われに羽賜べ』(撮影・MAKOTO EBI)
さまざまな太鼓で藤田嗣治の人生を描いた『レオナール われに羽賜べ』(撮影・MAKOTO EBI)

林英哲の真骨頂と呼べる創作に「美術家シリーズ」がある。若き日、美術家を志したがゆえに遭遇した太鼓で、刺激を受けた芸術家への敬意を舞台化したオリジナル。すでに8作ある。常々「僕にとって太鼓は、美術の延長線上にある」と語る彼ならではの作品群だ。

1998年、シュールレアリスムの写真家『万零(マン・レイ)』から開始。毎作創意工夫を凝らし、林のビジュアル&パフォーマンス、両方の世界を堪能できる。

翌年の『若冲の翼』は18世紀の絵師・伊藤若冲。「飛べない鶏の細密描写がとりわけ素晴らしくて、かつて僕も細密画を学んでたので重なるものを感じて…。例えば、羽の繊細な描写を太鼓で表すには〝ドンドン〟じゃないから、先がハケ状の竹製のささらばちで〝パタパタ〟とたたきます。京都らしさは平調子の筝の弦を同様に軽くたたいて表現しました」

津軽三味線の木乃下真市、尺八の土井啓輔らのサポートでツアーを展開。国内外で絶賛されただけでなく、後の美術展の誘い水のようになり「若冲ブーム」を巻き起こした。

2月に再演される『レオナール われに羽賜べ』も人気作。20世紀初頭のパリで活躍した洋画家・藤田嗣治の劇的なストーリーで、初演は2004年。洋の東西、国籍や人種、国家と個人、戦争と表現の自由など、近代化の中で相反するものの間でもまれた国際的洋画家の苦悩がリアルに伝わる。美術ファンからも好評だった創作だ。

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