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2021年の年末、2年半ぶりにタイに渡った。目的はコロナ禍のナイトライフの調査。タイといえば昔からパブやバー、カラオケといったナイトライフが一大産業だ。
だが、新型コロナウイルスの影響により観光客は激減。19年の外国人訪問者数は3980万人に対し、20年には670万人までに落ち込んだ。タイはコロナ禍以降、長きに渡り非常事態宣言下にある(22年3月末まで延長決定)。
過去には2回のロックダウン(都市封鎖)が発令され、パブやバーなどのナイトライフは休業。レストランでの店内飲酒も規制された。
だが、昨年12月より規制緩和され、現在はゴーゴーバーやバービアでも「SHA+」もしくは「Thai Stop Covid 2 Plus」の認証店のみ、レストランとして午後11時までの営業が認められた。私が訪れたときは政府承認の「健康安全基準(SHA)」の許可のみでOKだった。
今回、バンコクとパタヤの主なゴーゴーバーへ行くと、どこも店外の席を使ったりドアを全開にして営業していた。女性キャストは隣に座るのがNGなので立ったまま接客している。それを取り締まるかのように巡回するのは県の職員や警察。まるで日本のキャバクラで風営法に基づく立ち入り調査のような光景。