麺喰いにつき

「20年前恋した味噌ラーメン」 店主の人生に影響を与えた味を再現する「あさひ町内会」1/2ページ

「20年前恋した味噌ラーメン」(筆者提供)
「20年前恋した味噌ラーメン」(筆者提供)

ユニークなメニュー名で人気になっているのは店名もユニークな「あさひ町内会」(板橋区)。2020年2月16日オープン。変わった店名は店主の出身地でもある『石狩にある地元の町内会の名前』から付けたもの。店主は札幌の人気店「すみれ」グループ店舗でなんと13年も修業。名店のDNAをしっかり受け継いで独立。麺は札幌の森住製麺から取り寄せている。20年10月下旬から限定メニューとして発売した「20年前恋した味噌ラーメン」。メニュー名が気になって「早く食べに行かなきゃ」と思っていたらコロナだなんだでなかなか行けず、気が付けばもう1年以上もたっていたとは…。今は限定から定番メニューになっており、その人気がうかがえる。

メニュー名から私なりに思っていたことを聞いてみたら合っていた。あとで店内に貼ってあった張り紙を見つけたので書き起こすと『20年前に初めて味噌ラーメンを心底美味しいと思った時の衝撃と感動を自分なりに再現した一杯になります』

面白いのは注意書きとして『普段の味噌ラーメンの濃度がちょうど良いお客さまは避けた方が良いと思います』と書いていること。これには笑ってしまった。店主が味噌ラーメンにはまり、ラーメン店で働き始め、ラーメン店主になるきっかけとなった味(人生を変えた味)を店主なりに再現。どのお店かも聞いてそれも予想と合っていたが伏せたいとのことで各自の想像にお任せする。

私自身は1994年、新横浜ラーメン博物館で初めて「すみれ」を食べ、おいしさとそのインパクトに驚き、札幌まで食べに行き、札幌はもちろん全国(青森、埼玉、静岡、富山、福岡、他)の「純すみ系」の追っかけをするに至った経緯がある(札幌だけで15軒くらい)。それくらい、人の人生に影響を与える味だったのだ。

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