/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/5H4PTCGKGRM2FFFUJVUFKPTHKY.jpg)
【北京4日=内藤怜央】コロナ禍で開催される2度目の五輪となる北京冬季五輪がいよいよ開会式を迎える。最大の目玉は五輪3連覇を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦(27)。大会前の調整や北京入りのスケジュールを非公表にしており、謎に包まれた行動は世界的な注目を集めている。メダルに期待がかかる日本勢の注目競技も同日から続々とスタートする。
スポーツデータの分析、提供を行うデータ専門会社、グレースノートが2日に発表した北京五輪の各国・地域のメダル獲得数最終予測では、日本は全体10位となる19個のメダル(金3、銀7、銅9)獲得が予想されている。日本の「金」予想はスキージャンプ男子ラージヒルの小林陵侑(25)と、スキージャンプ女子の高梨沙羅(25)、スピードスケート女子1500メートルの高木美帆(27)の3人だ。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/X4NNK2VDDJI5RBOU76MSDHM6UM.jpg)
前出の予測では「銀」とされるも抜群の注目度を誇るのは、フィギュアスケート男子の羽生。スポーツ専門放送局ユーロスポーツ(電子版)は、「北京を彩る7人のグローバルスター」として、スキージャンプ男子の小林と並び羽生の名を挙げ、世界選手権3連覇を誇るライバルのネーサン・チェン(22)=米国=と羽生の対決は「伝説的」とも表現。ロイター通信も「北京五輪の6人の顔」の1人に羽生の名前を掲げた。
14年ソチ大会、18年平昌大会と2連覇中の羽生には、男子では94年ぶりとなる3連覇への期待や前人未到の大技、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ=4A)挑戦が期待されている。しかし、現地での一番の関心ごとは羽生の北京入りだ。